Q&A 相続時精算課税制度のデメリット
質問
相続時精算課税制度には、どのようなデメリットがありますか。
回答
相続税が将来的にかからない程度の資産を有する親からの移転であれば、それほど大きなデメリットはないと思います。
ただし、相続税が課税される程度の資産を有する親からの移転の場合、移転した資産の評価は、贈与時点の価格で評価されますので、地価が継続して値下がりしているときに、この制度を利用すると、相続時に課税上不利になる可能性があります(逆に、値上がりが確実な資産であれば、移転することで有利になるとも言えます)。
また、一度この制度を利用すると、暦年贈与の非課税枠が使えなくなりますので、慎重な検討が必要です。